*mML第１３７号 [#u7049c21]

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**【修得の難易度】★☆〜★★壮大な数理『スイミング・ウィズ・フレデリカ』と奇妙な錯覚原理『マツヤマ・フォース』を学ぶ！ [#o2619aa1]

　今月号では、「壮大な数理『スイミング・ウィズ・フレデリカ』と、奇妙な錯覚原理『マツヤマ・フォース』を学ぶ！」と題しまして、計５手順をご紹介いたします。

　今回ご紹介する「マツヤマ・フォース」は、とても風変わりな着想による１つのコンセプトです。カードを使ったフォース、と言っても、カードそのものを選ばせるわけではなく、カードを単なる媒体として用いて「言葉」をフォースするものです。対になる２つのワードから、演者が想定した方を、確実に選ばせることができます。外見的な操作が「占い」のようにも見え、選択肢Ａ・Ｂを設定して確実にＡをフォースできるのですから、使いようによってはこれほど応用性が広く便利なものはありません。この機会にぜひご注目いただき、いろいろとご活用いただければと思います。今号では、この原理とともに、ゆうきとも氏による「カード当て」に応用した手順を詳しくご紹介しております。

　また、「スイミング・ウィズ・フレデリカ」という作品は、有名な「エース・ボナンザ」のユニークな発展形として、大変に面白いものです。原案は、２組のフォーオブアカインドを出現させられる完全なるセルフワーキングトリックで、初心者の方でも演じられますし、また全ての操作を完全に観客にゆだねることすらできるものです。この原理も紹介しながら、多少の技巧を加えてさらに壮大な演出を構築した「ゆうきバージョン」をメインとして収録しております。

　そのほか、演出やサトルティを加えることにより、マジックの印象や効果をまったく違うものに豹変させてしまう好例たる作品をいくつかご紹介しております。現象としてはＥＳＰカードの一致なのですが、予想外の「落としどころ」に話を持っていくことで抜群に盛り上がる「オリンピアのＥＳＰ」。ロジカルに、かつサブリミナル的に錯覚を補強して不思議さを高めた「シングル・ライジングカード・サトルティ」。古典のマジック用具を活用して、奇抜な演出世界を構築した「ボール＆ベースのカード当て」。いずれもゆうきとも氏の手による、味わい深い作品です。

　「ワークショップ」「実践派のためのクイックマジック」のコーナーもございます。また、今号のライブ映像は、少し長めの、かなり本格的なマジックショーといった雰囲気に仕上がっておりますので、そちらもぜひ、お楽しみくださいませ。

***特集：全ては観客の手で！？ [#f0ae74aa]

:[[マツヤマ・フォース・ルーティーン]]（[[松山光伸]]／[[ゆうきとも]]）|4枚のエースから観客に自由に1枚選んでもらい、マークを覚えてもらいます。デックから観客が適当に分け取った4つの山を使って、花占いのように枚数を減らしながら「赤か黒か」を占うと結果は「赤」と出て、「ダイヤかハートか」で占うと「ダイヤ」と出ます。最後にエースの山で同じように行うと、最後に残ったカードはダイヤのエースで、それは間違いなく観客の選んだエースなのです！

:[[スイミング・ウィズ・フレデリカ]]（[[Werner Miller]]／[[ゆうきとも]]）|一組のデックからまずマジシャンが１枚を選んで、次に観客に４枚のカードをばらばらに指差してもらい抜き出します。残りのデックを観客に４つの山に分けてもらい、さらにある操作でカードを混ぜてもらうと、なんと４つの山のトップに同じマークのＡ〜４が現れます！さらに山をひっくり返すと今度は５〜８が現れ、最初に選ばれた４枚を見ると９、10、Ｊ、Ｑと現れて、マジシャンのカード、Ｋと合わせて同じマークのＡ〜Ｋ、13枚が順番通りに勢ぞろいしてしまいます！

***特集：演出と工夫で効果を高める！ [#q3c88e7d]

:[[シングル・ライジングカード・サトルティ]]（[[ゆうきとも]]）|観客に1枚のカードを自由に選んで覚えてもらい、それをデックに戻して切り混ぜます。選ばれたカードが一番上や一番下にはないことを確認した上で、おまじないをかけると、なんと1枚のカードがデックの中ほどから、ゆっくりとせり上がってきます！抜き取って示すと、それが間違いなく選ばれたカードなのです。

:[[オリンピアのＥＳＰ]]（[[ゆうきとも]]）|ＥＳＰデックから、まずマジシャンが１枚のカードを抜き出します。コイン入りの財布を持たせて、観客に１枚のカードを選んでもらい、さらにデックを３つの山に配り分けて、１つの山を選んでもらいます。３つの山のトップカードを開くと当然ばらばらで、選ばれた山は丸のカード。最初にマジシャンと観客が選んだ２枚を見ると、そちらも丸のカードで一致します！ここで財布の中のコインを見ると、オリンピック記念硬貨。そして残る２枚の丸のカードも意外な形で現れ、ＥＳＰカードでオリンピックの「五輪」が揃います。

:[[ボール＆ベースのカード当て]]（[[ゆうきとも]]）|観客が１枚のカードを選んで覚え、それをデックに戻して混ぜてしまいます。赤いボールが入った容器をデックにのせておまじないをかけると、ボールは影も形もなく消えてしまいます！デックを広げると、中ほどの１枚の裏面に「平面化したボール」（赤い大きな丸）が現れています！そのカードを表向きにすると、観客のカードです。最後に、裏面の赤い丸は消え、ボールに戻って容器の中から現れます。

***特集：ワークショップ [#iab877c0]

:[[アズ・ユー・ワー]]（[[mML第７１号]]より）|

***特集：実践派のためのクイックマジック [#v5ececf6]

:[[大きくなる輪]]|

**この号で収録されている技法・用語 [#ied9891e]

[[マツヤマ・フォース]]、[[ノーラップ・スイッチ]]

[[松山光伸]]、[[Werner Miller]]